夏休みに読みたい本。
後悔しない生き方を知るうえで読んで欲しい一冊です。
「瞬間の5つの後悔」という著書は、
終末期介護緩和ケアに
長年携わってきたブロニーという女性の体験から
何人もの患者さんが亡くなる直前に
思っていたことをまとめた書籍。
共通する5つの項目が次の5つです。
「明日死ぬ」 そんな時、人は何を思うのか?
人々を看取り続けて見えてきたもの。
人々が語ったこと。
とても貴重な思いが詰まっています。
色んな家族の中に入り込んで感じたこと。
彼女が携わった患者たち一人ひとりのケースを
振り返ることと、自分のこれまでを振り返る展開で話は進んでいきます。
自分に正直な人生を生きればよかった
結婚してからずっと
横暴な夫にあれこれ指図されず
何よりもシンプルな暮らしを夢に見ていた患者さん
夫が老人ホームに入って何よりほっとしたのも束の間
自分の体調が悪くなった
それの原因がなんと
長年タバコを家の中で吸っていた夫にあったのです。
患者さんは言います。
自分のしたいことを誰かに邪魔させてはダメだと
一度結婚したからには
何があっても離婚すべきではないのだと
かつて教えられたことを悔やんでいました。
彼女はその考えに従い自分の幸せを諦めてきたのです。
誰も傷つけたくなかっただけなのに
でも自分のためにも何もしなかった
勇気を出して実現してた方が
みんなの為にも良かったのです。
彼女は言う
どんな時にも自分に正直でいること
他人に何を言われても
自分の望み通りに生きる勇気を失わないこと
自分に正直な人生を送らなかったこと
多くの患者を看取って
最も後悔の多い教訓だそうです。
働きすぎなければよかった
彼は働きすぎたことを後悔していました。
こうして死を前にして社会的地位は必要なかった
地位が何になる?
人生で自分を本当に支えてくれた人に
時間を費やせばよかったと
妻のために家に居ようとはしなかった
妻が長年望んだ暮らしを先延ばしにし
仕事引退予定日の3か月前に亡くなった妻
この世の時間は延々と続くものではない
幸せはずっと先になってから手にすればいいと考える
明日のことなんて誰にもわからないのに
自分の価値を、
所有しているものや、
やり遂げたことにある、と考える
しかし、大事なのはバランスなのだと
思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
家族は彼に余命宣告のことを伝えないようにしていました。
彼もまた、家族が伝えられなくて
どうしていいかわからないでいることを
感じていました。
家族を養うために必死で働いた
そのため家族と顔を合わせない日々
大切な家族なのに、働きづめで家族を遠ざけた
自分がどういう人間なのか
家族にわかってもらう機会を与えなかった
その後悔
教えてあげられたのはお金の価値とその稼ぎ方
温かく愛情に満ちた関係を築けなかった後悔
ある女性は言いました
残されたものも、去って逝くものも
自分の気持ちを正直に伝える勇気が必要だと
自分の気持ちを伝える方法を学ぶこと
双方にとって罪悪感として残らないために
友人と連絡を取り続ければよかった
ある女性患者は言いました。
お酒を介してしか成立しない関係の友達
飲みすぎる人たちに引き付けられてしまった
彼女はもはや
飲んでも飲まなくても病状には関係ない
本当の友達と連絡を取り続けていればよかったと
お酒のせいで昔の友達とは会わなくなってしまったという
ありのままを受け入れてくれる友達
そしていつも感謝し続けること
自分のために友達に会う時間を調整する
そして一緒にいる楽しみを味わうことの大切さ。
幸せをあきらめなければよかった
自分が幸せであると思う気持ちを押し殺していました
離婚したことで一族の名前と評判を傷つけてしまい
自分は幸せになれるのだろうか
幸せになる資格なんてないという思い込み
幸せを感じても罪悪感なんて必要ない
そんなのはみじめで
他人の意見に引きずられて幸せにならずにいる
それは自分の人生ではない
これまでの考えに無駄な時間を費やした
自分を許して幸せを積極的に感じていいのだと。
否定的な言葉を口にするのではなく
代わりに何か素敵なことを言う
幸運が流れてきてもそれに気づかない
感謝をし、その流れを妨げないように
幸せが最後の結果の良しあしにかかるというのなら
それは間違いだ
毎日をありがたいと思い
今この瞬間の幸せを認識する事
まとめ
ブロニーの仕事を通じて気づかされたこと
忙しさや問題の先送り
今を生きる事の大切さ
自分の心に正直でいる事
今と未来のバランス
明日という日は来ないかもしれない
そんな気持ちを持って
今を大切に生きる
先人たちが語ってきた言葉
まずは知ることから
本の中には考え方のヒントや発見が
多くの言葉でちりばめられています。
人生のバイブルとして是非読んで欲しいです。