ジメジメのこの季節なんともすっきりとしない。
秋と違って美味しいものも少ない。
天気予報ばかり気になる。明日も雨なのか?
この記事を読めばびわの効能や
葉で作るエキスの作り方、はたまた
びわの上手な剥き方を知ることが出来ます。
雨が降ってなかったら、びわ、ちぎりに来て~
ありがとう。行くよ!
もうそんな時期なんだね~
晴れることを願って気分が一気にワクワクする。
びわの実のオレンジ色と葉の濃い緑色の
くっきりとした組み合わせが
ジメジメの天気を吹き飛ばしてくれる。
たわわに実ったびわの中から
比較的きれいに実をつけた房を選ぶ
高いところのよさそうな房を気にしながら
木の周りを行ったり来たり。
鳥たちが近くの木々の中でさえずっている
おそらくほんの少し前まで彼らが房をつついていたに違いない。
大きな葉の裏にはカタツムリ
アリも何だか楽しそうに登って行く。
色んな会話をし、気が付けばコンテナの中は満タンである。
心まで満タンに満たされた楽しい収穫時間だ
味覚の秋ならぬ、味覚の梅雨時のびわである
びわの歌
小学生低学年だったか中学年だったか、
音楽の時間に歌ったビワの歌を思いだした。
優しいメロディーに優しい詩
”びわは やさしい 木の実だから~
抱っこしあってうれている~
うすい虹あるロバさんの~お耳みたいな~葉のかげに~”
懐かしいメロディーを口ずさんでみた。
何とも日本の情景を感じさせる歌である
当時、二つ上の姉が骨折で入院し、
母が付き添い入院のため不在。寂しい想いが甦った。
保育士試験の実技課題曲にもなるという「びわ」である。
びわの効能
古来より民間療法や漢方薬として利用されていたそうだ。
高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病予防、
ガン予防の効果が期待できるという。
カロチン(ビタミンA)に富み、
含有量はトマトやピーマンを上回るそうだ。
ビタミンC、ビタミンB、ポリフェノール、サポニン
なども多く含まれているという。
また、びわの葉には殺菌効果や鎮痛作用があると言われている。
焼酎に付け込んだエキスは傷口や虫刺されシップなど
様々な用途で使えるという。
用意するものは乾燥した葉150グラムと35度以上の焼酎1.8L
葉を刻んで焼酎に付け込み2~4か月たてば出来上がるそうだ。
その後葉は取り出して葉の入浴剤としても利用できるとか。
自然の恵みを余すところなく活用できるびわは魅力的だ。
びわのデザート
びわは可食部が少ないイメージはないだろうか?
しかし可食部70%とバナナのそれと同じだそうだ。
皮を剥いて種の周りをかじり取る食し方
ではなく、もっと上品に食する事が出来る。
簡単に作れるレシピもご紹介しよう。
- 軽く水洗いする
- 頭とおしり部分の両端を包丁で落とす
- 頭の部分より割りばしをつっこみ種をおしり部分より出す
- 周りの皮をつるんと剥く
これで下準備は完了
- クラッカーの上にモツァレラチーズをのせ
- 半分に切ったびわをその上にのせる
- 生ハムをその上に乗せる
- イタリアンパセリを飾りに乗せる
- (1人分)
- 砂糖大さじ6をびわ2,3個と水200~250CCを入れた鍋で溶かす
- ひと煮立ちしたら粉ゼラチン5gを入れて混ぜる
- レモン汁大さじ1~2を入れて混ぜ、器に盛り
- 冷蔵庫で冷やす
以上簡単に作れるレシピを紹介した。
この時期にしか食する事が出来ない
天然の果実を味わって季節を感じて欲しい。